白山YEG いいとこ白山鉄道まつり2022
ブロック:北陸信越ブロック
道府県連:石川県連
単会名:白山YEG
事業名称:いいとこ白山鉄道まつり2022
開催日:令和4年10月30日
開催場所:金城大学アリーナ
開催目的・内容:白山市は、全国でも珍しい「新幹線、在来線、民間鉄道という3種類の車両基地が同じ市にある」という特徴があります。また、当市内にある「白山総合車両所」は、全国で6つしかない新幹線の総合車両基地の1つであり、最新の設備を備えた日本有数の総合車両基地でもあります。
しかしながら、そのような稀有な特徴や魅力は、ほとんど誰にも知られることなく、埋もれている状況でした。そこで、白山YEGは、2017年度に当単会として初めての政策提言書となる「『鉄道のまち白山』を活用した賑わい創出策~将来世代のために我々がやるべき一歩」を作成し、白山市に提出しました。そして、これが大きなきっかけとなり、白山市は「鉄道のまち白山」の目玉の観光施設である「ビジターセンター」を白山総合車両所の隣に設け、2024年春の開業を目指すことになります。
前年度には、コロナ禍の中でも少しずつ「鉄道のまち白山」の機運を高め、政策提言書で提言していた「鉄道まつり」を初めて開催しました。悪天候にもかかわらず、約1,000人の来場者があり、改めて賑わいを創出するための資源としての「鉄道のまち白山」に、大きな魅力を感じた1日でした。
そして、今年度は前年度に続いて2回目となる「いいとこ白山鉄道まつり2022」を、1年半後に開業を控えた「ビジターセンター」のすぐ近くの会場で開催しました。内容も前年度からの充実を図り、トイレール、鉄道運転シミュレーター、Nゲージジオラマ、ミニ新幹線乗車会、鉄道ぬり絵、鉄道縁日、駅弁販売、ガラポン等、楽しいイベントを盛りだくさん用意しました。また、楽しいだけでなく、鉄道の歴史を感じられる鉄道写真展を設けたり、「ビジターセンター」の概要を丁寧に紹介するパネルも展示したりしました。
事業の当日、何といっても大きな衝撃を受けたのが、開場の30分前から来場者の長蛇の列ができていたことです。結果として、目標人数の2,000人を大きく超える約3,700人の来場者があり、終日大変な賑わいでした。また、会場のいたる所で、鉄道が好きな子供たちのキラキラした笑顔を見ることができ、ぜひ来年も開催してあげたいと心から思いました。 白山YEG指針の活動方針の一つに、「活力ある地域づくりをめざし、地域の自立と個性ある街づくり事業を行なう。」があります。5年前に政策提言書を提出したことからスタートした今回の事業は、「鉄道のまち白山」の活用により賑わいを創出することで、まさに活力ある地域づくり、個性ある街づくりに貢献する事業になったのではないかと思います。
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白山商工会議所青年部